2022年の音楽イベント
チェコでは「チェコ人は皆音楽家」というフレーズをよく耳にします。現在は必ずしもそうとは言えなくなってきているかもしれませんが、音楽ファン層の厚さでは依然としてチェコはトップクラス。そのためここでは、毎年数十件もの音楽祭、コンサートが開催されています。今回はその中からいくつか、クラシック音楽とこれに関連したジャンルに限定してご紹介いたしましょう。2022年の音楽シーズン、いよいよ開幕です!

ハンス・ジマー・ライブ(4月20日) 

映画音楽制作でアカデミー賞も受賞した作曲家、ハンス・ジマーが、その珠玉の作品をプラハのO2アリーナで披露します。映画のサウンドトラックがお好きという方は、どうぞお見逃しなく! 

ラン・ランのコンサート(4月30日) 

ピアニスト、教育者、そして慈善家としても知られるラン・ランは、近年のクラシック音楽シーンを代表する音楽家の1人と言えます。世界の有名コンサート・ホールでチケット完売の人気の誇るこの大スターが、今年はプラハにもお目見え。チェコ・ナショナル交響楽団を従えてその演奏を披露します。

パルドビツェの音楽の春(3月31日~5月15日)

「パルドビツェの音楽の春」は、クラシック音楽の12のコンサートをお届けする春の祭典で、パルドビツェ、およびその他の東ボヘミアの町のコンサート・ホール、劇場、史跡、あるいは空港をも舞台にして開催されます。毎年大好評を博しているこの音楽イベントは、今年すでに44回目を迎えます。

プラハの春(5月12日~6月3日) 

毎年恒例のプラハの春は、チェコで最も有名な、そして最も観客動員数の多い音楽祭であるとともに、最も歴史の長い音楽イベントです。第77回を迎える今年は、プラハ市内各地の会場でおよそ40のコンサートをお届けします。クラシック音楽がお好きな方には、プラハの春は必見です。

アンドレア・ボチェッリ:Believe ワールド・ツアー(5月17日) A

イタリアのテノール歌手、アンドレア・ボチェッリは、5月半ばにプラハでそのレパートリーから選りすぐりの作品を披露します。会場は、チェコ最大の屋内アリーナ、O2アリーナです。

2CELLOS(5月18日) 

2CELLOS はチェリストのデュオで、2人は過去10年間ともに活動し、6枚のアルバムを発表、またユーチューブでも何十億もの再生回数を記録してきました。今回は2人の最後のツアーとなるので、プラハのO2アリーナのライブ・コンサート、貴方も絶対にお見逃しのないように!

オープン・エア・リブシェ(6月11日) 

スメタナのオペラ「リブシェ」完成150周年を迎える今年、プラハ国立劇場および北ボヘミア劇場のソリストが集まって、このユニークな作品を特別公演でお届けします。会場となっているのは、西ボヘミアネポムク近郊の史跡で、「オープン・エア」との名称がつけられているのもそのためです。

セリーヌ・ディオン:カレッジ・ワールド・ツアー(6月22日) 

コロナ禍により何度か延期された、カナダのポップ・スター、セリーヌ・ディオンのコンサートが、ついに今年プラハのO2アリーナで実現します。チケットは残りわずか、お買い求めはお早めに! 

レオシュ・ヤナーチェク国際音楽祭(5月29日~7月1日)

チェコのクラシック音楽シーンを代表する音楽祭の1つが、オストラヴァで開催されるレオシュ・ヤナーチェク国際音楽祭。これは北モラヴィア出身で、多くのオペラ、その他の音楽作品を残したレオシュ・ヤナーチェクに捧げたものです。音楽祭のコンサートには毎年国内外の超一流音楽家が登場します。また音楽祭の一環として、芸術に関するディスカッション、子供向けのワークショップ、あるいは展覧会など、様々なプログラムも用意されています。

スメタナのリトミシュル(6月9日~7月3日)

ベドジフ・スメタナの出身地・リトミシュルで最初に音楽祭が開催されたのは1949年のこと。以来この地では毎年、オペラ、ガラコンサート、オラトリオ、カンタータ、リートの夕べ、ババレエ、そしてその他のジャンルを超えた音楽の祭典が行われています。その中心となっているのが、東ボヘミアが誇るユネスコ世界遺産・リトミシュル城です。今年は、280年前に初演が行われた、ヘンデルの「メサイア」もお楽しみいただけます。

ズノイモ音楽祭(7月8日~24日) 

ズノイモ音楽祭は、南モラヴィア最大規模の文化イベントの一つです。音楽祭のコンサート会場は様々で、ズノイモ地方の城館、教会、礼拝堂のほか、ポディイー国立公園内、あるいはズノイモ中心部の歴史的な建物の中庭などでも開催されています。プログラムの中心はクラシック音楽ですが、この他ツィンバロム音楽、ジャズ、あるいはオリジナルのクロスオーバー作品の演奏などもお楽しみいただけます。

チェスキー・クルムロフ国際音楽祭(7月15日~8月6日)

チェスキー・クルムロフのクラシック音楽祭は、歴史の町を背景とした舞台のユニークさで知られており、例えばチェスキー・クルムロフ城の庭園、バロック式劇場やマスカレード・ホールなど、ゲニウス・ロキを擁するユニークなスポットで、音楽の夕べを楽しむことができるのです。チェスキー・クルムロフ国際音楽祭は、今年31回目の開催となります。

ドヴォジャークのプラハ(9月9日~25日) 

ドヴォジャークのプラハは現在、チェコ国内で開催されるクラシック音楽祭の中でも、観客動員数の最も多いものの1つに数えられています。ここで中心となっているのは19世紀のロマンス派音楽ですが、このほかクラシック部門における現代音楽のトレンドも紹介されます。チェコが生んだ天才作曲家アントニーン・ドヴォジャークを記念して行われるこの音楽祭は、今年16年目を迎えます。各コンサートでは、超一流のソリスト、指揮者、世界的なオーケストラや室内楽団の演奏はもちろん、プラハ市内で最高のホール、あるいはユニークなコンサート会場の雰囲気もご堪能いただけます。

ヤナーチェクのブルノ(11月2日~20日) 

11月に、作曲家レオシュ・ヤナーチェクがその人生の大半を過ごしたモラヴィアの中心都市・ブルノで開催される、国際オペラ音楽祭「ヤナーチェクのブルノ」は、今年で第8回を迎えます。イベント最大の目的は、世界的作曲家レオシュ・ヤナーチェクを追想し、その芸術遺産を更に広めていくことで、ここではヤナーチェクのオペラ作品もお楽しみいただけます。

エンニオ・モリコーネ:オフィシャル・コンサート・セレブレーション(12月19日)

プラハのO2アリーナで開催されるこのコンサートは、エンニオ・モリコーネ自身が監修し、その次男アンドレア・モリコーネが指揮者を務める壮麗な音楽イベントです。ここでは誰もが知っている映画音楽のメロディーのほか、エンニオ・モリコーネ、そして彼を取り巻くセレブの未公開映像もお楽しみいただけます。