ブルノのバロック様式噴水パルナス
バロック様式の噴水、パルナスは、モラヴィア最大都市ブルノの中心街、青果市場として知られる広場でランドマークの役割を果たしています。噴水は元々この場所におかれていた、鷲の彫刻がついたルネサンス様式のものに代わり、17世紀末に作られたものです。噴水の貯水部分は六芒星をかたどっており、ここへバロックの理想主義的表現に基づく、イルカの形をした金属製の3体のガーゴイルが水を注ぎ込んでいます。噴水は洞窟に見立てられており、寓意的な像や寓話の動物によって豊かに装飾がなされています。  
噴水の中心には3 面の岩礁がそびえています。その下方部分は人工の洞窟のようになっており、その中に神話上の英雄ヘラクレスが立っています。右手には3つの頭をもつ冥界の番犬、ケルベロスをつなぐ鎖を握り、左手には棍棒を手にしています。噴水には寓意像として、翼の生えたドラゴンとギリシア、翼の生えたライオンを伴い右の足元に冠を置いたバビロン、熊を傍らに豊穣の角笛と冠をもつペルシアがいます。岩礁の頂点近くには、ラテン語が書かれたプレートがあります。そして最上部にはヨーロッパの寓意像がたっています。噴水に施された彫刻は、全てバロック様式の彫刻群の特徴を備えたものです。例えば像の華麗さ、装飾の豊かさなどがその特徴にあたります。何か所かに施された細かな生き物、ドラゴンや植物などの装飾によって、噴水全体が躍動感を得ています。

この近くにあるゴシック様式の聖ペトル・パヴェル大聖堂も訪ねてみてください。この聖堂は、中世のブルノ城跡に建設されました。