クロムニェジーシュのヴェルケー広場

クロムニェジーシュのヴェルケー広場

クロムニェジーシュの歴史の中心

この広場に立って周囲を眺めてみると、13世紀のクロムニェジーシュの建築計画の一部であった中世の市場の雰囲気を今も残しているのがわかるでしょう。ペスト流行の終焉、1680年から広場にそびえるマリアの柱像、その周囲を取り囲む街の有力者の家々や宗教関連の建物を見ていると、世紀を超えて形づくられた街の歴史的発展を感じることができるでしょう。
ヴェルケー広場は街の心臓です。ここで最も重要な建物は、17世紀からの40mの高さの時計塔をもつ市庁舎です。ちょうど城の反対側、広場の下方に位置する知事の家も見逃せません。司教座で働く役人たちや下級貴族たちの住居に使われていた、ふたつの古いルネサンス様式の建物を改築した建物です。3つ目に必見の建物は、38番地に位置するクロムニェジーシュ博物館です。元々はリブ・ヴォールトのあるアーチ型の天井と1609年からの門を持つルネサンスの建物です。時間があれば、3つある常設展示、街の文化と歴史について、クロムニェジーシュ出身の画家・版画家のマックス・シュヴァビンスキーについてのいずれかを見学して知識を深めるのもよいでしょう。またこの広場にある、1655年に既に街の水道システムに組み込まれていた噴水も面白い見どころのひとつです。