カレル4世生誕700年‐町々の母の冠
プラハのランドマークであり国内で最も重要な教会建築の建設がどのように完了したのか、ご覧ください。
プラハのことを町々の母という言い方をします。そして展覧会の題名からわかるように、彼女は プラハ城内にある聖ヴィート、ヴァーツラフ、ヴォイテェフ大聖堂 という冠をかぶっているのです。1344年にこの聖堂の礎石を置いたカレル4世の生誕700年の機会に行われる展覧会では、20世紀に入ってやっと完了した大聖堂の建設経過について知ることができます。

団体「聖ヴィート大聖堂建築完了のための団結」による写真のおかげで、展覧会の来場者は中世を起源とする歴史的財宝が、どのようにして第1次世界大戦後になって現在の様相を得るに至ったのかを知ることができます。展示の一部は、写真ほかの技術による建設プロセスの記録から形成されています。つまり、展覧会には昔の計画書、線画、美術案、グラフィック、プラスティックモデルあるいは鋳物などが展示されます。しかし展示の中心は、存命中にも名を馳せた著名写真家たちアンセルム・シュミッツ、インドルジフ・エッケルト、ヤン・シュテンツあるいはヨセフ・スデクなどの写真です。