ブルノから行く日帰り旅行5選
もし、チェコ第2の都市ブルノに立ち寄るなら、中心街だけでなくその近郊にも出かけてみましょう。魅力的な体験が待っている場所をご紹介します。

1.  ミクロフ:国内最大のワイン醸造関連展示がある、巡礼の町ミクロフ

Mikulov, Czechia

南モラビアはワインの伝統で有名です。ミクロフも例外ではありません。豊穣なブドウ畑の只中に位置する美しい町は、国内最大のワイン醸造に関する展示を誇ります。この町のシンボルは「スヴァティー・コペチェク(聖なる丘)」、昔は「踊る丘」と呼ばれた丘です。というのもある伝説によれば、ヴァルプルギスの夜に魔女たちがこの丘で踊ったといわれており、また別の伝説では異教徒たちが儀式の際に踊ったともいいます。

ですから、カトリックの時代に国内最初の巡礼地となったのも頷けます。丘の頂上からは近隣の素晴らしい景色が望め、巡礼地となっている聖シェベスティアーナ教会まで十字架の道が延びています。更に、城館やディートリヒシュテイン家の埋葬所あるいは歴史的なユダヤ人地区にも訪れる価値があります。

Chateau Mikulov, Czechia

更に、城館ディートリヒシュテイン家の埋葬所あるいは歴史的なユダヤ人地区にも訪れる価値があります。町の近くには美しい自然を満喫できるパーラヴァ自然保護地区が広がっています。もし、旅の途中でリラックスが必要になったら、ノヴェー・ムリーニのリゾートを訪れてみてください。

行き方

ブルノからは欧州自動車道461号線(E461)で50分。バスはブルノから1時間に数本運行されています。出発は中心街にあるバス駅のズヴォナシュカから、1時間半ほどの道のりです。

接続情報を見つける↗

 

2.  ズノイモ:秘密の地下とワインで一杯のセラー

Znojmo, Czechia

その歴史を13世紀にさかのぼる王の町には、多くの見どころがあります。特に大きな見どころはズノイモの地下です。地下道のシステムはその長さ30kmにも及び、中欧最大の広さを誇ります。ズノイモは中世、プラハとウィーンの間に在って最も守りが固いと言われていました。定期的な見学コースで訪れるズノイモも、その守りの一部です。

Enoteka wine tasting room in Znojmo, Czechia

城から遠くないところには、チェコ最大のワインテイスティングルームエノテーカもあります。そこでは、ローカルワイン醸造者の120にも及ぶ銘柄から選んで試飲することができるのです。ワインとズノイモは切っても切れない関係にあります。毎年9月には、様々な文化プログラムも楽しみな伝統的ズノイモの収穫祭が行われます。これには国内外から数千人が訪れ、ブドウの収穫を祝います。あなたも来ませんか?

行き方

ブルノから車で50分、ズヴォナジュカバス停から運行されているバスで1時間ほどの距離です。

接続情報を見つける↗

 

3.  ヴラノフ・ナド・ディイー:手つかずの自然の中にある、ヨーロッパ・バロックの至宝

Vranov nad Dyjí chateau, Czechia

ブルノ近郊を巡るなら、南モラビアでも特に貴重といえる場所を訪れなくてはいけません-それはヴラノフ・ナド・デイィーです!80メートルの高さの岩の上にそびえるロック様式の城館巡礼地の教会自然の砂浜など、ここでは1か所に多くの見どころが詰まっています。

全ての見どころを周ったら、観光電車に乗って街から近くのヴラノフ・ダムに行ってみてください。その環境と雰囲気によって、休暇に好まれている場所です。ここで、足漕ぎボートやウォーター・スライダー、ゾーブ、バンジージャンプあるいはウォーター・フットボールを試してみませんか。そして、クルーズを見逃さないでください!

行き方

車でブルノからヴラノフ・ナド・ディジーまで約1時間かかります。ズヴォナシュカ・バス駅からのバスの旅は約2時間かかり、途中でズノイモでバスを乗り換える必要があります。

接続情報を見つける↗


4.  クロムニェジーシュ:UNESCOに登録された庭園でロマンチックなひと時を

城下公園やフラワー・ガーデンを散策できる大司教城館のようにロマンチックな旅行ができる場所は、国内に他にはないでしょう。まばゆいばかりの美しさの城館内部には、欧州でも特に有名な絵画コレクションが隠されています。ここにはティツィアーノ、ファン・ダイクなど、著名な欧州画家の作品を見ることができるのです。

Kromeriz UNESCO gardens, Czech Republic

また、花々の咲き乱れる城下公園はいかがでしょう?もうロマンチックそのもの!ヴェルサイユにインスピレーションを得ている庭園や、英国式公園も見事です。英国様式の公園は、コロナーダ、彫刻、噴水、迷路、温室などで飾られています。中でも目を惹くのはロトゥンダ様のパビリオンで、優雅に歩き回るクジャクと白鳥はおとぎ話の中のような雰囲気を作り上げます。クロムニェジーシュはロマンスや歴史を愛する人にはもってこいの場所です。

行き方

D1高速道路 をオロモウツ方面へ車で行けば、1時間弱の距離です。自動車に代わる最良の交通手段はバスで、ホテル・グランドの前から運行されています。

接続情報を見つける↗

 

5.  スラフコフ・ウ・ブルナ:神聖ローマ帝国を地図から消し去ったナポレオンの、勝利の地

国内最大の城館公園の1つを歩いて、神聖ローマ帝国を終焉へ導いた三帝会戦の空気を感じてみましょう。スラフコフ・ウ・ブルナ(アウステルリッツ)は、歴史好きやかつて戦闘があった地を訪れたい人には、必須の場所です!というのも、この地近くで1805年に三帝会戦が行われ、ナポレオン・ボナパルトが人生最大の勝利を収めた場所だからです。オーストリア皇帝とロシア皇帝に対する勝利は、平和記念碑が象徴しています。城館にはナポレオンが勝利のスピーチをした、有名なナポレオンのバルコニーがあります

行き方

ブルノからは、車でD1高速道路を20キロ行ほど東へ行きます。ブルノから公共交通機関でスラフコフに行く場合、一番快適なのは列車です。ブルノ中央駅からスラフコフ駅まで30分程度で到着します。バスを利用することもできる。バスはズヴォナルスカ・バスターミナルから出発し、所要時間は鉄道と同様である。

接続情報を見つける↗