インドジフーフ・フラデツ城

インドジフーフ・フラデツ城

1773年の大火災は、街だけでなくルネサンス調のインテリアや美術品のコレクションまでも焼き尽くしてしまいました。

城には一時的な屋根が設置されたものの、領主に見捨てられ衰退の一途を辿っていました。庭にある巧みな音響効果を備えたルネサンス建築の宝である東屋は、貯蔵部屋や牛舎として使われていました。20世紀になるとようやく城の価値が正当に評価されるようになり、およそ20年にも及ぶ改修工事を経て、城は本来の美しさを取り戻しました。

訪れるべき理由

ルネサンス初期ごろから、森と湖に囲まれた絵画のように美しい南ボヘミアの起伏のある景色に、イタリアの巨匠によってデザインされた地中海沿岸のような明るさと上品さが取り入れられ始めました。古い城の要塞は邸宅と拱廊で繋がれた豪華な城へと変貌を遂げています。広大で複雑に入り組んだ建物や中庭、それを取り囲む自然は、隣接する街との美しいハーモニーを奏でており必見です。