2026年は歴史や近代建築、自然、アクティブな休暇好きの人たちが夢中になる、数々の新スポットがお目見えします。新しい観光地や展示、体験施設によって、週末のお出かけ先や休暇にもってこいの場所、ロマンチックな滞在先、冒険に満ちた旅行の目的地の選択肢が増えました。欧州の中心地での旅行先のインスピレーションをお探しのあなたに、チェコ全土にわたる幅広い選択肢を紹介しましょう。
プラハの新名所:ペトシーンの瞬きするロープウェイ

2026年、プラハのペトシーンにあるロープウェイが再運行されます。新しいロープウェイはモダンなデザインでより快適になっただけでなく、点灯する特殊なバックライトによって、一風変わったビジュアル体験ができる仕掛けになっています。また、プラハでも特に知られた名所の1つであるペトシーン展望台も修復されました。エッフェル塔にインスピレーションを得たアイコニックな建築物は、世界的に有名なアメリカ人作家、ダン・ブラウンの小説、ザ・シークレット・オブ・シークレッツにも描かれています。
アドルフ・ルースのミューラー邸も再オープン

プラハのストシェショヴィツェ(Střešovice) にある、機能主義建築物の中でも特に重要なミューラー邸も再オープンします。テラスの修理、インテリアの丁寧な修復、そして著名な建築家であるアドルフ・ルースの設計どおりの、当時のエレガンスを取り戻すことを目的として工事が実施されました。来館者は近代的な3Dバーチャルモデルも楽しめるようになっており、これによってミーレル邸はより魅力的なプラハの文化施設となりました。
プラハ城に「浮かぶ」パイプオルガン

プラハ城内聖ビート教会に設置された新しいパイプオルガンは、プラハでも特に奇抜で文化的魅力がある見どころとして、皆さんを夢中させることでしょう。6000本以上のパイプを備える壮大な楽器は、驚くべき音域の広さだけでなく正面のパイプが空間に浮かんで見えるような独創的なデザインで、他と一線を画しています。世界的に有名なチェコのガラスメーカーであるラスヴィット社で制作した、クリスタルの部品による独特な装飾が印象的です。パイプオルガンは完全に設置を終えており、一般公開されています。
プラハ城のパイプオルガン:初演コンサートと新しいパイプオルガンの洗礼は、2026年6月15日に予定されています。この日、大聖堂の空間に初めて新しいパイプオルガンの音が鳴り響くのです。
プラハのフラッチャニでは、若く高貴な女性に対する教育のために皇后マリア・テレジアが貴婦人学院を置いた、ロジュンベルク宮殿も変貌をしています。その南向きのファサードがフラッチャニ地域の景観の上で大きなポイントになっている、モニュメンタルな歴史的建築物は、ファサードに建設当時のグリーンカラーのニュアンスを取り戻します。
プラハのドヴォレツ橋にユニークな像

首都の新名所はこれだけではありません。2026年、プラハには完成が待たれていたヴルタヴァ川 (Vltava) の両岸を結ぶドヴォレツ橋 (Dvorecký most) が開通します。橋は、著名な現代チェコ人芸術家の1人に挙げられる、クリシュトフ・キンテラ (Kryštof Kintera) の彫刻作品で飾られます。トラムやサイクリスト、歩行者の通行の要所となる新建築物は、首都の交通をよりスムーズにするだけでなく、プラハ城やカレル橋のようなアイコニックな名所の素晴らしい眺めを楽しむことができる場所ともなるのです。
産業宮殿の改修工事:完璧な美しさを取り戻した象徴的建築物

この時を待っていたのはプラハっ子たちだけではありません!プラハの展示場 (Výstaviště) にある産業宮殿 (Průmyslový palác) は、首都で特に重要な歴史的建築物に数えられています。それが、建設当初の色彩であった濃淡の黄褐色が織りなす独特なトーンをまとって、2026年の夏に公開となります。ここで目を引くのは時計塔で、そこには建設当時に設置されていた金色に輝く王冠の装飾の完璧なレプリカが施されます。
プラハで他に新名所は?
ハイドロポリス:水に関するインタラクティブな展示や展望台、モダンなテクノロジーが備わったウォーター・パーク。かつてのヴィノフラディ給水塔の敷地内にできたユニークな水に関する教育センターは、2026年に試験運行することが予定されています。センターは歴史的な給水塔と地下貯水池が目印です。
ハイドロポリス:水に関するインタラクティブな展示や展望台、モダンなテクノロジーが備わったウォーター・パーク。かつてのヴィノフラディ給水塔の敷地内にできたユニークな水に関する教育センターは、2026年に試験運行することが予定されています。センターは歴史的な給水塔と地下貯水池が目印です。
チェコの自然保護区を祝う

しかも、2026年は自然保護区の年なのです。保護区に指定されている場所のいくつかは、区切りの年を祝います。チェコ独特の自然を味わうには、どこに行きますか?
- モラビア・カルスト洞窟群 (Moravský kras):石灰岩が織り成す景観の地として、中欧でも特に重要な場所の1つに数えられます。有名なマツォハ (Macocha) を含み千か所以上の洞窟があります。
‐ ボヘミア中央山地 (České středohoří):北ボヘミア、ハーズムブルク (Házmburk) 城のある火山帯の山地。例えばミレショフ山 (Mlešovka) はチェコ中央山地の女王と言われ、ドイツの有名な詩人であるヨハン・ウォルフガング・ゲーテも訪れました。
‐ ココジーン地域 (Kokořínsko) :プラハから1時間ほどの距離にあり、奇妙な砂岩やココジーン (Kokořín) 城のある渓谷があります。
‐ ルジツケー・ホリ (Lužické hory):緑の稜線にトルシュテイン (Tolštejn) 城がある穏やかな景観の場所です。
‐ パーラヴァ (Pálava) :美味なワインを片手に、南モラビアのロマンチックなブドウ畑や、UNESCOに登録されている地域の新鮮な空気の中での散歩を楽しむことができます。この地域一帯は考古学的にも重要で、たとえばヴィェストニツェの女神(Vestonická venuše)と言われる世界最古の像が発見された場所でもあります。
国内にはまだ新しい観光地がある?

まずはチェコの東側、オストラヴァ (Ostrava) に向かいましょう。ここは独特な工業色のある町です。オストラヴァ芸術ギャラリー‐芸術の館は、2026年に100周年を迎えます。この機会に、ギャラリーでは多くのプログラムやスペースの近代化を予定しています。
オストラヴァからはドイツとチェコの国境地帯に移ります。2026年、ボヘミアザクセン地域とチェコ・スイス地域にあるフジェンスコ (Hřensko) とシュミルカ (Schmilka)を結ぶ、国境をまたぐトレッキングルートがオープンします。チェコ側のルートは、大火災後少しずつ元の姿を取り戻しつつある自然の中を通り、ザクセン側はグロース・ヴィンターベルク (Großer Winterberg) 山近辺のブナ林を通るルートです。この独特な遠足の途中で、2か所の近隣情報を学べる施設に立ち寄ることができます。
UNESCOに登録されている南ボヘミアの真珠たるチェスキー・クルムロフ (Český Krumlov) は、毎年数万人の観光客が訪れますが、ここにも新しい呼び物があります。ロココ様式の夏の宮殿ベラリエ (Bellarie) のリニューアル・オープン後、2026年からは上庭園 (Horská zahrada) の新見学コースに参加できるようになります。
プラハからさほど遠くない中部ボヘミア地方のサーザヴァ(Sázava) では、昔からのガラス工芸窯フランティシェク (František) が改修中です。また、この地域全体が訪ねてみるべき場所だと言えるでしょう。鉄道のつながりもよく、散歩やトレッキング、ウォーター・アクティビティの愛好家にはもってこいの場所です。しかもこの地域は世界的ヒットとなったゲーム、キングダム・カム:デリヴァランスの舞台となっている場所。このおかげで歴史ファンもこの場所に引き付けられています。
これだけじゃない:

- デェチーン (Děčín) 城では、古くからある品種のバラが植えられテラスをそなえたバラ園が、改修工事後再オープンします。
- 新しくオープンするホテル:カルロヴィ・ヴァリには、マレー・ベルサイユ(Malé Versailles:小さなベルサイユ)、ブルノにはClarion Congress Hotel、ミクロフ (Miklov) には高級ホテル、ワイン&スパホテル コンシェレー (Wine & Spa Hotel Konšelé) がオープンします。
- ロジュノフ・ポド・ラドホシュテェム (Rožnov pod Radhoštěm) にあるヴァラシュ地域野外博物館もその敷地を拡大します。
- ドルニー・モラヴァ (Dolní Morava) の有名な一大リゾートに、広大なウェルネス・エリアが生まれます。そこにはクラーリツキー・スニェジュニーク (Králický Sněžník) 山の尾根を見渡せる屋外プールもあります。
- UNESCO登録を受けているクトナー・ホラ (Kutná Hora) では、昔のイエズス会の宿泊所だったギャラリー・ガスク (galerie Gask) で宿泊することが可能になります。
- ドウポフスケー・ホリ(Doupovské hory:ボヘミア西部)に、欧州バイソンの保護地区が生まれます。











